ヘリコイド付きマウントアダプターを買った話
ヘリコイド付きマウントアダプターを買いました。
以前から気になってたヘリコイド付きマウントアダプター。
いままでは焦点工房の約2万円ほどの製品しかなかったのですが、なんとなく調べ直していたら後発で出ている製品を発見。
これが4299円と、1/4以下のお値段で買えるというなんとも素晴らしい製品。
ということで購入いたしました。
ヘリコイド付きマウントアダプターとは
ヘリコイドとは螺旋式の意味で、そこからカメラのレンズの繰り出し機構などにも使われる単語です。
だいたいのレンズのピント合わせもヘリコイド構造で動きます。
それが付いたアダプターとはつまり、カメラ本体とレンズの間が伸びます。そして接写距離が短くなります。
なんで接写距離が短くなるのかは理科の実験を思い出すとなんとなくわかるかと思いますので適当に濁しておきます。
同じ原理のものではエクステンションチューブなどがあります。これも接写できるようにするものです。接写リングとかいろんな呼び方があります。
これは一つ欠点があり、接写できるようになる変わりに無限遠側にピントが合わなくなります。接写専用になってしまうんです。
そこでヘリコイド付きマウントアダプターです。
マウントアダプターはミラーレスカメラなどに他社システムのレンズをつけられるようにする素晴らしい変換リングなのですが、その内部にヘリコイド機能を入れ込んでしまった欲張りセットです。
素晴らしい欲張りですね。
つまりはこれだけでレンズ本来の無限遠から最短焦点距離、そして欲張った接写までできてしまうのです。
写真
左が今回購入したヘリコイド付きマウントアダプター。
右は今まで使用していたものです。
どちらもCanonFDレンズをSONY Eマウントにつける事ができるものです。
ぱっと見た感じ全高が同じなので無限遠も問題なく合いそうです。
最大まで伸ばした状態。特にどこにも記載がなかったので測定してみましたが、繰り出し量は16mmとなかなか。焦点工房のより8mmも長いやんけ
FDレンズはnFD50mm F1.4を取り付けます。これは最短焦点距離が45cmとなかなか遠いので、テーブルでお料理なんかを撮るときに立ち上がらないとピントが合わないことがよくありました。
ちなみにこちらはFD35mmF3.5。これも最短焦点距離は40cm(オレンジ色の0.4で表記されている)
新しいレンズでも最短焦点距離は記載されてます。これは35cmまで寄れる。
早速α7に取り付けました。本体側から順に、ヘリコイド、OPEN-LOCK、絞りリング、ピントリングです。回すところが増えたのでちょっと慣れが必要かも。
通常状態での最短は約45cmほどの距離でした。
最大まで繰り出すとだいたい23cmくらいまで寄ることができました。レンズ端から見ると12cmくらいですね。
試し撮り
コメダ珈琲のコメチキが美味しいと噂に聞いたので食べました。確かに美味しい。
ちゃんとテーブル上でも無理なく撮影できこれはかなり楽です。